ピアス穴あけ(医療)のダウンタイム|経過・期間・過ごし方
ダウンタイムの全体像
痛み・赤みは数日で落ち着くことが多い一方、ファーストピアスは耳たぶで4〜6週間、軟骨で2〜3ヶ月以上着けたままが目安です。仕事や学校は当日から通常どおりのことが多いとされます。
ダウンタイムの目安は痛み・赤みは数日〜1週間程度。ホールの完成(ピアスを外しても縮みにくくなる状態)までは耳たぶで1〜3ヶ月、軟骨で3ヶ月〜半年以上かかることがあります、人前に出られるようになるのは当日から可能なことがほとんどとされます(患部を強くこすらない・圧迫しないよう注意)が一般的です。腫れや内出血の出方には体質・施術範囲による個人差があります。
当日〜完成までの経過
ジンジンとした痛みや熱感、赤みが出ることがありますが、日常生活に支障が出るほどではないことが多いとされます。当日からシャワーは可能なことが一般的ですが、長風呂・飲酒・激しい運動など血行が強く高まる行為は腫れや出血につながることがあるため控えると安心です。ピアスは触らず、着けたままにします。
痛みは触れたときに感じる程度に落ち着いてくる方が多いとされます。洗髪やメイクは通常どおり可能なことが一般的ですが、シャンプーや整髪料がホールに残らないようよくすすぎます。仕事・学校は通常どおりで問題ないことがほとんどとされます。
赤みや腫れが引き始める時期です。かさぶたや浸出液が乾いたものがピアスの周りに付くことがありますが、無理にはがさず、洗浄時に優しく落とします。軟骨の場合は痛みや腫れがもう少し続くことがあります。
見た目の赤みはかなり目立ちにくくなることが多い時期ですが、ホールの内部はまだ治っていない状態とされます。ピアスを回す・外すなどの刺激は避け、引き続き1日1〜2回の洗浄で清潔を保ちます。この時期以降に強い痛み・膿が出る場合は感染の可能性があるため受診がすすめられます。
痛みなく過ごせる方が増える時期ですが、ホール内部の皮膚(上皮)はまだ形成途中とされます。ここで外すと数時間でホールが縮んでしまうことがあるため、ファーストピアスは着けたまま維持します。
耳たぶの場合、ファーストピアスを外してセカンドピアスへ付け替える目安とされる時期です。ただしホールの状態には個人差があるため、赤み・痛み・浸出液が残っている場合は無理に付け替えず、期間を延ばすか医師に相談することがすすめられます。
軟骨部は治癒に時間がかかるため、ファーストピアスの装着期間は2〜3ヶ月以上が目安とされます。付け替え後もしばらくは長時間ピアスを外さないほうがよいとされます。
ピアスを外してもホールがすぐには縮みにくくなる「完成」までは、耳たぶで1〜3ヶ月、軟骨で3ヶ月〜半年以上かかるとされ、個人差も大きい部分です。完成後も長期間外したままにするとホールが狭くなることがあります。
バーは腫れの程度の目安です(個人差があります)。
出やすい症状
| 症状 | 頻度 | 出る時期 | 続く期間 | メモ |
|---|---|---|---|---|
| ジンジンとした痛み・熱感 | 高 | 施術直後 | 数時間〜数日 | 穴をあけた直後は熱をもったような痛みが出ることがありますが、多くは数時間〜数日でやわらぐとされます。軟骨は耳たぶより長引く傾向があります。 |
| 赤み | 高 | 施術直後 | 数日〜1週間 | ホール周囲の赤みは治癒過程で見られる反応で、徐々に薄くなることが一般的とされます。強い赤みが広がる場合は感染の可能性もあるため受診の目安になります。 |
| 腫れ | 中 | 当日〜数日 | 数日〜1週間 | 軟骨部は血流が少なく腫れが出やすい・長引きやすいとされます。ピアスのキャッチが皮膚に食い込むほど腫れる場合は早めの受診がすすめられます。 |
| 少量の出血・にじみ | 中 | 当日〜数日 | 数日 | あけた直後や引っかけた際に少量の血や透明な浸出液がにじむことがあります。清潔なガーゼで軽く押さえれば止まる程度が一般的とされます。 |
| かゆみ | 中 | 数日後〜 | 治癒期間中 | 傷が治る過程で出やすい症状とされます。かいたり回したりせず、洗浄で清潔を保つことがすすめられます。かゆみと発疹が続く場合は金属アレルギーの可能性もあります。 |
| 化膿・感染 | 低 | 数日後〜数週間 | 治療により変動 | 黄色い膿・強い痛み・広がる赤みは感染のサインとされます。自己判断でピアスを外すとホール内に膿がこもることがあるため、外す前に医師へ相談することがすすめられます。 |
| 金属アレルギー(かぶれ・発疹) | 低 | 数日〜数週間後 | 原因金属を避けるまで続くことがある | 汗や体液で金属イオンが溶け出すことで起こるとされます。チタンや医療用ステンレスなどアレルギーを起こしにくいとされる素材を選ぶことで、リスクを下げられる可能性があります。 |
| 肉芽・しこり(肥厚性瘢痕など) | 低 | 数週間〜数ヶ月後 | 治療により変動 | ホール周囲に赤く盛り上がるできもの(肉芽)やしこりができることがあり、特に軟骨部で起こりやすいとされます。体質によりケロイド状になる場合もあるため、早めに医師へご相談ください。 |
いつから○○できる?(生活の制限)
| 項目 | 解禁の目安 | ポイント |
|---|---|---|
| メイク | 当日から | 顔のメイクは通常どおり可能なことが一般的です。ファンデーションやヘアスプレーがホールに付着すると刺激になることがあるため、耳周りは避けるようにします。 |
| 洗顔・洗髪 | 当日〜翌日から | 洗髪時はホールを強くこすらないようにし、シャンプーやトリートメントの成分が残らないようしっかりすすぎます。むしろ患部は石けんの泡などで毎日優しく洗い、清潔を保つことがすすめられます。 |
| シャワー | 当日から | 当日から可能なことが一般的とされます。入浴後は清潔なタオルで水分を軽く押さえるように拭きます。 |
| 入浴(湯船) | 翌日から(当日は短時間ならぬるめで) | 当日の長湯は血行がよくなり、腫れや出血につながることがあるため控えると安心です。 |
| 飲酒 | 翌日から | 当日の飲酒は血行が高まり、腫れや出血が出やすくなる可能性があるため避けると安心です。 |
| 運動 | 翌日から(軽い運動)/激しい運動・汗を大量にかく運動は数日後を目安に | 汗はホールへの刺激や雑菌の原因になることがあるため、運動後はシャワーで清潔にすることがすすめられます。球技や格闘技など耳にぶつかる可能性のある運動は、腫れが引くまで注意が必要です。 |
| サウナ・岩盤浴 | 1週間後を目安に | 高温多湿の環境は雑菌が繁殖しやすく、血行促進で腫れも出やすくなるため、傷が落ち着くまで控えると安心です。 |
| プール・海 | 2週間以上あけるのが目安(ホールの状態により延長) | プールの水や海水には雑菌が含まれ、感染の原因になることがあるとされます。ホールが安定していない時期は避け、入る場合も防水保護や入水後の洗浄について医師に確認することがすすめられます。 |
| ピアスを触る・回す・付け替える | 付け替えは耳たぶで4〜6週間後、軟骨で2〜3ヶ月後が目安 | ファーストピアス期間中に外すとホールが縮んで再装着できなくなることがあります。「毎日回すとよい」という俗説がありますが、治りかけの組織を傷つけるため回さないほうがよいとされます。 |
| ヘアカラー・パーマ | 2〜3週間後を目安に | カラー剤・パーマ液がホールに付くと強い刺激やかぶれの原因になることがあります。美容院で受ける場合は耳を保護してもらうよう伝えると安心です。 |
| イヤホン・ヘルメット・帽子・マスクの紐 | 圧迫しない範囲で当日から | ホールに当たる・こすれるものは腫れや肉芽の原因になることがあります。特に軟骨ピアスでは、ヘッドホンやヘルメットが直接当たらないか事前に確認しておくことがすすめられます。 |
| 患部を下にして寝る | 痛みが落ち着くまで(数日〜数週間)は避けると安心 | 就寝中の圧迫は痛み・腫れ・ホールの向きのずれにつながることがあります。あけた側を上にして寝る、柔らかい枕を使うなどの工夫が役立ちます。 |
痛み・麻酔について
痛みの程度の目安は ごく軽い。耳たぶは麻酔なしで受けられることが多いとされますが、痛みが不安な方や軟骨部の場合は、局所麻酔(注射)や表面麻酔クリーム・冷却を選べる医療機関もあります。麻酔の可否や方法は事前に医師へご相談ください。耳たぶは一瞬チクッとする程度で終わることが多いとされます。医療機関では専用の器具で瞬間的にあけるか、滅菌針で位置を確認しながらあける方法が一般的です。軟骨は硬い組織を通すぶん、耳たぶより痛みを感じやすい・あけた後のジンジンした痛みが長引きやすい傾向があるとされます。感じ方には個人差があります。
ダウンタイムを短く・楽にするコツ
- 1日1〜2回、石けんの泡や洗浄料でホール周囲を優しく洗い、よくすすいで清潔を保つと、トラブルの予防につながるとされます。消毒液の使いすぎはかえって皮膚への刺激となり治りを遅らせる可能性が指摘されているため、使用は医師の指示に従ってください。
- ピアスを触る・回す・引っかけることが治癒を遅らせる主な原因とされます。髪をとかすとき・服を脱ぎ着するとき・タオルで拭くときに引っかけないよう意識するだけでも、トラブルの予防に役立ちます。
- 就寝時にあけた側を下にしない、イヤホンやヘルメットで圧迫しないなど、物理的な刺激を減らすことが腫れや肉芽の予防につながるとされます。
- 睡眠不足や体調不良は傷の治りに影響するとされます。ホールが安定するまでの数週間〜数ヶ月は、体調管理も含めて気長にケアを続けることがすすめられます。
リスク・副作用(正直に)
- 細菌感染により、痛み・腫れ・膿を伴う化膿が起こることがあります。悪化するとホールを一度あきらめて治療を優先する場合もあります。自己判断でピアスを外すと膿が内部にこもることがあるため、症状が出たら外す前に医師へご相談ください。
- 金属アレルギーを発症すると、かゆみ・かぶれ・浸出液が続くことがあります。一度発症すると同じ金属で繰り返しやすいとされるため、チタンなどアレルギーを起こしにくいとされる素材の選択や、心配な方は事前のパッチテストについて医師に相談することがすすめられます。
- ホール周囲に肉芽(赤い盛り上がり)やしこりができることがあり、特に軟骨部で起こりやすいとされます。体質によってはケロイド状に大きくなる場合があるため、ケロイドになりやすい方は事前に医師へ申告してください。
- ピアスの重みや引っかけにより、ホールが徐々に広がる・裂けることがあります。裂けた場合は縫合などの処置(別途治療)が必要になることがあります。
- 腫れが強い時期にキャッチをきつく着けていると、ピアスヘッドが皮膚に埋まってしまう(埋没)ことがまれにあります。食い込みを感じたら早めに受診してください。
- 位置の左右差や、ホールの向きのずれが生じることがあります。位置決めは仕上がりの印象に関わるため、マーキングの段階で鏡を見ながら十分に確認することがすすめられます。
- 糖尿病などで傷が治りにくい方、ケロイド体質の方、皮膚疾患が耳周囲にある方は、トラブルのリスクが高まる可能性があります。持病や服薬がある方は事前に必ず医師へ申告し、受けるかどうかを含めてご相談ください。
ほかの施術との間隔・組み合わせ
「ピアス穴あけ(医療)」と他の施術を受ける場合の目安です。結婚式・成人式・撮影などで好きなピアスに付け替えたい予定がある場合は、ファーストピアス期間を見込んで、耳たぶなら2〜3ヶ月以上前、軟骨なら半年前を目安に余裕をもってあけておくと安心です。直前にあけるとファーストピアスのまま当日を迎えることになるため、スケジュールは事前に医師へ相談してください。 同じ施術を繰り返す目安は同日に複数箇所へあけることは可能な場合が多いとされますが、軟骨を含めて一度に多くあけると腫れやケアの負担が大きくなり、トラブル時の対処も難しくなるため、数ヶ所までにとどめる案内が一般的です。追加であける場合は、既存のホールの状態が落ち着いてから医師と相談して決めることがすすめられます。。
| 組み合わせる施術 | タイミング | あける期間 | 理由 |
|---|---|---|---|
| ボトックス注射・ヒアルロン酸注射(顔) | 同日可 | 同日に受けられることが多いとされます | 部位が離れており侵襲も小さいため、同日に行えることが一般的とされます。体調や施術部位によって判断が変わる場合があるため、最終的な可否は医師にご確認ください。 |
| 医療レーザー脱毛(顔・うなじ) | 要間隔 | ホール周囲を避ければ同日可の場合あり/近接部位は安定後が無難 | レーザーは金属や傷に照射できないため、ホール周囲は避けて照射するのが一般的とされます。耳周り・もみあげ・うなじなど近い部位の照射は、ホールが落ち着いてからにするか、順番を医師と相談することがすすめられます。 |
| 糸リフト(スレッドリフト) | 要間隔 | 2〜4週間以上を目安に(順番も医師と相談) | 糸の挿入部がこめかみ〜耳の前あたりになることが多く、腫れや圧痛の範囲がピアスのケア部位と重なる可能性があります。どちらを先に受けるかを含め、間隔は医師と相談して決めることがすすめられます。 |
| フェイスリフト(切開リフト) | 要間隔 | 1〜3ヶ月以上を目安に(手術を優先するのが一般的) | 切開線が耳の周囲に及ぶ手術のため、直近にあけたピアスホールは感染や創部管理の面で妨げになる可能性があります。リフト手術を予定している場合は手術を先にし、傷が落ち着いてからピアスを検討するのが無難とされます。 |
| 耳たぶへのヒアルロン酸注入(ホールの補強など) | 要間隔 | ホールが安定してから(1〜3ヶ月以降を目安に) | 同じ部位への処置となるため、治りきっていないホールの近くへの注入は腫れや感染のリスクを高める可能性があります。薄い耳たぶの補強などを検討している場合は、順番と時期を医師にご相談ください。 |
こんな人に向いています/慎重に
向いている
- 衛生管理された環境で、トラブル時の対応も含めて穴あけをしたい方
- 金属アレルギーが心配で、素材選びから相談したい方
- 軟骨など痛みが出やすい部位を、麻酔の選択肢がある環境であけたい方
- 位置や左右バランスを相談しながら決めたい方
- 過去にセルフの穴あけで化膿などのトラブルを経験した方
慎重に検討
- ケロイド体質の方(悪化リスクについて事前に医師へ相談が必要です)
- 耳周囲に皮膚炎や感染がある方
- 糖尿病などで傷が治りにくい状態にある方
- 重い金属アレルギーがあり、適した素材の選択が難しい方
- ファーストピアスを一定期間着けたままにできない事情がある方(規定・職務など)