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多汗症ボトックスのダウンタイム|経過・期間・過ごし方

ごく軽い(当日〜数日) カテゴリ: ワキガ・多汗症治療 最終更新: 2026年7月13日
ワキ ボトックス手汗 ボトックス脇汗 注射
多汗症ボトックスは、ボツリヌス毒素由来の成分を汗が気になる部位(ワキ・手のひら・足の裏・額など)に少量ずつ注射し、汗腺に指令を出す神経の働きを一時的に抑えることで発汗をやわらげるとされる注入治療です。メスを使わないためダウンタイムは比較的軽いとされ、針あとや軽い赤み・内出血が出ても数日〜1週間ほどで落ち着く方が多いとされています。効果は注射直後ではなく2〜3日〜2週間ほどかけて徐々にあらわれ、持続は4〜6ヶ月程度が目安とされますが、いずれも個人差があります。なお、重度の原発性腋窩多汗症(ワキ)と診断された場合は保険適用となることがある一方、手のひら・足の裏・額など部位によっては国内承認の適応範囲外(適応外使用)となる場合があり、施設によっては国内未承認の製剤が用いられることもあります。使用製剤や適応については事前に医師へご確認ください。ここでは当日から仕上がりまでの一般的な経過と、生活上の注意点をまとめます。実際の経過には個人差があるため、最終的な判断は医師の診察を受けてご相談ください。
ダウンタイム数時間〜1週間
痛みごく軽い
メイク当日から通常どおり可能なことが多…
人前・仕事当日〜

ダウンタイムの全体像

針あと・軽い赤みは数時間〜数日、内出血が出ても1週間前後が目安です。注射部位は服で隠れることが多く、仕事の休みは基本不要なことが多いとされます。

ダウンタイムの目安は数時間〜1週間(内出血が出た場合は1〜2週間ほどでほぼ消失することが多い)、人前に出られるようになるのは当日から可能なことが多いとされます(手のひらへの注射では、細かい手作業が多い方は数日の余裕をみると安心です)が一般的です。腫れや内出血の出方には体質・施術範囲による個人差があります。

当日〜完成までの経過

施術当日

注射部位に細かい針あと・赤み・蚊に刺されたようなふくらみが出ることがあります。ふくらみは数時間で落ち着くことが多いとされます。当日は患部を強くこすらず、激しい運動・飲酒・長風呂・サウナは避けると安心です。ワキの場合、制汗剤やデオドラントの使用は当日は控えるよう案内されることが一般的です。シャワーは当日から可とされることが多いですが、施設の指示に従ってください。

翌日

赤みやふくらみは目立ちにくくなる方が多い時期です。内出血が出る場合はこの頃に小さな青あざとしてあらわれることがありますが、ワキや手のひらは衣服で隠れるため日常生活への影響は少ないことが一般的です。デスクワークや外出は通常どおり可能なことが多いとされます。

3日後

針あとや赤みはほぼ落ち着くことが多い時期です。早い方ではこの頃から汗の減りを感じ始めるとされます。手のひらに注射した場合は、押したときの痛みが残ることがありますが、徐々にやわらぐ傾向があります。

1週間後

見た目のダウンタイムはほとんど気にならなくなることが多い時期です。内出血があっても薄くなり始めます。汗の量の変化を実感し始める方が増えるとされますが、あらわれ方には個人差があります。

2週間後

効果がほぼ出そろうとされる時期です。汗の減り方や左右差を確認し、気になる点があれば医師に相談する目安になります。手のひらの場合、握力の変化がないかもこの頃に確認しておくと安心です。

1ヶ月後

ダウンタイムは完全に落ち着き、効果が安定してくる時期です。汗ジミやにおいの変化など、日常での違いを実感しやすい時期とされます(効果の程度には個人差があります)。

4〜6ヶ月後(効果の持続〜再注射の検討)

効果は永続せず、4〜6ヶ月程度で徐々に薄れていくとされます(部位や個人差があります)。汗が戻ってきたと感じたら、医師と相談のうえ再注射を検討する時期です。毎年夏前に受ける方も多いとされます。

バーは腫れの程度の目安です(個人差があります)。

出やすい症状

症状頻度出る時期続く期間メモ
針あと・小さな点状の赤み施術直後数時間〜数日格子状に多数の点を注射するため、細かい針あとや赤みが一時的に出ることがありますが、多くは数日で落ち着くとされます。
腫れ・ふくらみ感(膨疹)施術直後数時間〜1日注射直後は薬剤や針の刺激で蚊に刺されたようなふくらみが出ることがありますが、短時間で目立たなくなることが多いとされます。
内出血(青あざ)当日〜翌日1〜2週間細い血管に針が当たると生じることがあります。ワキや手のひらは衣服で隠れるため、日常生活で目立ちにくい部位です。
鈍い痛み・ヒリつき・圧痛施術直後〜数日数日注射部位を押したときの痛みや軽いヒリつきが残ることがあります。手のひら・足の裏は歩行や作業で刺激されやすく、やや長引くことがあります。
手の握力低下・細かい作業のしにくさ(手のひら注射の場合)数日〜2週間後数週間〜数ヶ月(効果が薄れるまで)薬剤が手の小さな筋肉に影響すると、一時的に握力が落ちたりつまむ動作がしにくくなったりすることがあります。多くは効果とともに薄れるとされますが、手作業が多い方は事前に医師へご相談ください。
ほかの部位の汗が気になる感じ効果があらわれてから効果が薄れるまで注射した部位の汗が減ったぶん、別の部位の汗が相対的に気になると感じる方がいます。程度には個人差があり、気になる場合は医師にご相談ください。

いつから○○できる?(生活の制限)

項目解禁の目安ポイント
メイク当日から通常どおり可能なことが多いワキ・手のひらなど顔以外への注射では影響は少ないとされます。額(頭部の汗)に注射した場合は、当日は注射点を強くこすらないようにします。
シャワー当日から可とされることが多い注射部位をゴシゴシこすらず、優しく洗い流す程度にすると安心です。
入浴(湯船)翌日から当日の長湯は血行がよくなり、内出血や赤みが出やすくなることがあるため避けると安心です。
飲酒翌日から当日の飲酒は内出血が出やすくなる可能性があるため避けると安心です。
運動翌日から(軽い運動)/激しい運動は2〜3日後を目安に直後の激しい運動は血行が高まり、腫れや内出血につながることがあるとされます。大量に汗をかく運動は数日控えると安心です。
サウナ・岩盤浴2〜3日後を目安に高温で血行が促進され、赤みや内出血が目立ちやすくなることがあるため数日控えると安心です。
制汗剤・デオドラント(ワキの場合)翌日〜数日後を目安に針あとが残っている間は薬剤の刺激でかぶれやすいことがあるため、赤みが落ち着いてからの使用が無難です。施設の指示に従ってください。
ワキの剃毛・カミソリ数日後を目安に針あとに刃が当たると刺激になるため、赤みが落ち着いてからにすると安心です。施術前日までに処理しておくよう案内されることもあります。
医療レーザー脱毛(注射部位)1〜2週間後を目安に針あとや赤みが残る間の照射は刺激になることがあるため、肌が落ち着いてから受けるのが無難です。順番と間隔は医師にご相談ください。
注射部位のマッサージ・強い圧迫1週間後を目安に強く揉むと薬剤が意図しない範囲へ広がる可能性が指摘されているため、数日〜1週間は控えると安心です。
隠せる?バレない?:難易度 ○○○○○ / マスクだけでは隠しにくい場合あり。ワキ・手のひら・足の裏はもともと衣服や日常動作で隠れる部位のため、隠す工夫はほとんど不要なことが多いとされます。内出血が出ても袖のある服で自然にカバーできます。額(頭部の汗)に注射した場合は、針あとを前髪で隠す方法が役立ちます。隠れ方には個人差があります。

痛み・麻酔について

痛みの程度の目安は ごく軽い。ワキは麻酔なし、または表面麻酔クリーム・冷却の併用で受けられることが多いとされます。手のひら・足の裏では表面麻酔に加え、神経ブロックや笑気麻酔などが用いられる場合があります。対応は施設により異なるため、詳細は医師にご確認ください。細い針で浅く注射するため、ワキはチクチクする程度の痛みが一般的とされます。一方、手のひら・足の裏は皮膚の感覚が敏感なため痛みを強く感じやすい部位とされ、麻酔の併用が検討されることが多いです。感じ方には個人差があり、痛みが心配な方は事前に医師へご相談ください。

ダウンタイムを短く・楽にするコツ

リスク・副作用(正直に)

気になる症状が長引く・強くなる場合は、自己判断せず施術を受けた医療機関に相談してください。

ほかの施術との間隔・組み合わせ

「多汗症ボトックス」と他の施術を受ける場合の目安です。夏・結婚式・プレゼンなど汗を抑えたい本番がある場合は、効果が出そろうまでの期間(2週間前後)を見込み、本番の2〜4週間前までに受けておくと安心です。 同じ施術を繰り返す目安は同じ部位への再注射は、効果が薄れてくる4〜6ヶ月後を目安に検討するのが一般的とされます。短期間に繰り返すと抗体ができて効きにくくなる可能性が指摘されているため、少なくとも3ヶ月以上は空け、間隔や回数は医師の指示に従ってください。

組み合わせる施術タイミングあける期間理由
表情ジワのボトックス注射(額・眉間・目尻など)同日可同日に併用される場合があります同じ系統の薬剤を使う注入治療のため、同日に受けられることが一般的とされます。ただし1回あたりの総投与量には目安があるため、部位と量の配分は医師が判断します。
医療レーザー脱毛(ワキ)要間隔1〜2週間程度を目安に注射直後の照射は針あとや赤みへの刺激になることがあり、同日だと経過も分かりにくくなります。脱毛を先に済ませてから注射する順番がとられることもあり、計画は医師と相談してください。
マイクロ波治療(ワキガ・多汗症)要間隔ボトックスの効果が薄れる4〜6ヶ月後を目安にボトックスの効果が残っている間は、マイクロ波治療の効果判定が難しくなるとされます。どちらを先に受けるか、切り替えるかを含め、治療方針は医師と相談して決めることがすすめられます。
ワキガ手術(剪除法など)要間隔効果が薄れてから評価するのが一般的(数ヶ月単位)注射の効果が残っている間は症状の程度を正しく評価しにくく、手術の要否判断に影響することがあります。手術を検討する場合は、効果が薄れたタイミングで医師の診察を受けるのが無難です。

こんな人に向いています/慎重に

向いている

  • ワキ汗・汗ジミが気になり、服の色を選んでしまう方
  • 手汗で書類・スマホ操作・握手などに気をつかう方
  • 切らずに、比較的短いダウンタイムで汗の悩みに対処したい方
  • 夏やイベントの時期だけ集中的に汗を抑えたい方
  • 市販の制汗剤ではカバーしきれないと感じている方

慎重に検討

  • 妊娠中・授乳中の方、近く妊娠を希望している方
  • 重症筋無力症などの神経筋疾患がある方
  • 注入成分にアレルギーの既往がある方
  • 注射部位に感染や炎症がある方
  • ワキガ(におい)の根本的な改善を第一に望む方(別の治療が適する場合があります)
  • 持病や服薬があり、医師が不適と判断した方

よくある質問

多汗症ボトックスは痛いですか?
ワキは細い針でチクチクする程度の痛みが一般的とされ、表面麻酔クリームや冷却で和らげる対応がとられることもあります。一方、手のひら・足の裏は感覚が敏感なため痛みを強く感じやすく、神経ブロックや笑気麻酔などを併用する施設もあります。感じ方には個人差があるため、痛みが心配な方は事前に医師へご相談ください。
効果はいつから出て、どのくらい続きますか?
注射直後ではなく、2〜3日〜2週間ほどかけて徐々に汗が減ってくるとされます。持続は4〜6ヶ月程度が目安とされ、効果が薄れたら再注射で維持を図るのが一般的です。あらわれ方・持続ともに個人差が大きいため、見通しは診察時にご確認ください。
ワキガ(におい)にも効きますか?
汗の量が減ることで、汗に伴うにおいが軽くなったと感じる方はいるとされますが、ワキガの主な原因とされるアポクリン腺そのものに直接働きかける治療ではないため、においへの効果は限定的と考えられています。においの改善を第一に望む場合は、マイクロ波治療や手術など別の選択肢も含めて医師にご相談ください。
保険は使えますか?
ワキについては、重度の原発性腋窩多汗症と診断された場合に保険適用となることがあります。適用には診断基準があり、対応できる医療機関も限られるため、事前にご確認ください。手のひら・足の裏・額などは自由診療となることが一般的で、部位によっては国内承認の適応範囲外(適応外使用)にあたる場合があります。
仕事は何日休む必要がありますか?
ダウンタイムは比較的軽く、基本的に休みは不要なことが多いとされます。注射部位は衣服で隠れるため、当日から仕事や外出が可能なことが一般的です。ただし手のひらに注射した場合、細かい手作業が多い職業の方は、握力の変化が出る可能性を考えて数日の余裕をみておくと安心です。経過には個人差があります。
夏に間に合わせたい場合、いつ受ければよいですか?
効果が出そろうまで2週間前後かかるとされるため、汗が気になり始める時期の2〜4週間前、たとえば本格的な夏の前の春〜初夏に受ける方が多いとされます。持続は4〜6ヶ月程度が目安のため、時期を計画すれば夏をカバーしやすくなります。スケジュールは医師と相談して決めることをおすすめします。
注射した以外の場所から汗が増えることはありますか?
注射した部位の汗が減ったぶん、ほかの部位の汗が相対的に気になると感じる方はいるとされます。体全体の汗の総量が大きく増えるわけではないと考えられていますが、感じ方には個人差があります。気になる場合は医師にご相談ください。
ワキ脱毛と同じ時期に受けても大丈夫ですか?
同じ部位への同日施術は、針あとへの刺激や経過の分かりにくさから避けるのが一般的とされます。脱毛の照射は注射から1〜2週間ほど空ける、または脱毛を先に済ませてから注射するなど、順番と間隔を医師と相談して調整するのが無難です。

受ける前に、信頼できる医師に相談を

ダウンタイムの出方は施術範囲・体質で変わります。経過やリスクの説明が丁寧なクリニックを選びましょう。

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この記事について
美容外科・美容皮膚科の一般的な知見、各製剤・医療機器の添付文書、公的機関・学会の公開情報をもとにダウンタイム.com編集部が作成・更新しています。特定の医療機関の広告ではありません。より正確性を高めるため医療監修体制の構築を進めています。
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