ホーム施術一覧ワキガ・多汗症治療ワキガ手術(剪除法)

ワキガ手術(剪除法)のダウンタイム|経過・期間・過ごし方

重い(2〜4週間) カテゴリ: ワキガ・多汗症治療 最終更新: 2026年7月14日
剪除法皮弁法わきが 手術アポクリン腺 切除
ワキガ手術(剪除法・皮弁法)は、ワキのしわに沿って皮膚を数センチ切開し、皮膚を裏返すようにして、ニオイの原因とされるアポクリン腺を医師が直接目で確認しながら取り除く手術です。原因となる腺そのものに直接アプローチするため、長期的な変化が期待しやすい方法とされる一方、ダウンタイムは大きめで、術後は血腫(血のたまり)や皮膚トラブルを防ぐための圧迫固定が5〜7日程度必要になります。固定中は腕の動きに制限がかかるため、仕事や家事のスケジュール調整が前提になる手術です。なお、医師の診察で腋臭症と診断された場合には保険適用で受けられることもあります(適用の可否は診断内容や医療機関により異なります)。ここでは手術当日から傷あとが落ち着くまでの一般的な経過と、生活上の注意点をまとめます。経過や変化のあらわれ方には個人差があるため、最終的な判断は医師の診察を受けてご相談ください。
ダウンタイム1〜2週間
痛み中程度
メイク当日から通常どおり
人前・仕事2〜3日後

ダウンタイムの全体像

圧迫固定が5〜7日、抜糸まで1〜2週間が目安です。固定中は腕を大きく動かせないため、仕事や家事の調整が必要になりやすい手術です。

ダウンタイムの目安は1〜2週間(圧迫固定は5〜7日程度、抜糸は術後10〜14日が目安。傷あとの赤みや硬さは3〜6ヶ月かけて落ち着く傾向)、人前に出られるようになるのはデスクワークは2〜3日後から可能なことが多いとされますが、固定中は腕が使いにくいため数日〜1週間の余裕をみると安心です。腕をよく使う仕事や力仕事は2週間以降が目安とされますが一般的です。腫れや内出血の出方には体質・施術範囲による個人差があります。

当日〜完成までの経過

手術当日

局所麻酔(希望や施設により静脈麻酔・笑気麻酔を併用する場合あり)で、両ワキで1〜2時間程度が目安とされます。終了後はガーゼを縫い付けて圧迫するタイオーバー固定などが行われ、そのまま帰宅できることが一般的です。当日はシャワー・入浴とも不可で、腕を大きく動かさず安静に過ごします。麻酔が切れると痛みが出ることがあるため、処方された鎮痛薬を使用します。

翌日〜3日後

痛みと腫れのピークになりやすい時期です。血腫が起こりやすいのもこの時期のため、片側だけ急にふくらむ・痛みが強くなるなどの変化があればすぐに医療機関へ連絡してください。圧迫固定は自己判断で外したりずらしたりしないことが重要です。ワキ以外のシャワーは医師の許可の範囲で可能になることがあります。デスクワークであればこの時期から復帰する方もいますが、腕が使いにくい点は見込んでおきましょう。

5〜7日後(圧迫固定の除去)

通院して固定を外し、皮膚の生着や創部の状態を確認してもらいます。問題がなければ、ワキを強くこすらない範囲でシャワーが可能になることが多いとされます。固定が外れても皮膚はまだ安定していないため、腕を肩より上に上げる動作や重い物を持つことは引き続き控えます。

10〜14日後(抜糸)

抜糸が行われる目安の時期です。腫れや内出血はかなり落ち着き、日常生活の制限が少しずつ緩和されます。創部の状態に問題がなければ、数日後から湯船での入浴が許可されることが一般的です。腕を使う仕事への復帰もこのころが目安とされますが、医師の確認を受けてから再開してください。

1ヶ月後

日常生活はほぼ通常どおりに戻ることが多い時期です。軽い運動から徐々に再開でき、制汗剤の使用や脇の剃毛も創部の状態を確認しながら許可されることがあります。傷あとには赤みや硬さ、突っ張り感が残っていますが、これは回復過程の一部とされます。

3ヶ月後

硬さや突っ張り感が徐々にやわらぎ、しびれ・感覚の鈍さも回復してくる時期です。腫れが引いて状態が安定してくるため、ニオイや汗の変化を評価し始められるころとされます。傷あとにはまだ赤みが残ることがあります。

6ヶ月〜1年後(完成の目安)

傷あとの赤みが抜けて白っぽく成熟し、仕上がりの目安となる時期です。ニオイ・汗の変化の程度やワキのしわへの傷のなじみ方には個人差があります。気になる点が残る場合は、この時期以降に医師と今後の方針を相談するのが一般的です。

バーは腫れの程度の目安です(個人差があります)。

出やすい症状

症状頻度出る時期続く期間メモ
創部の痛み・突っ張り感手術当日〜数日〜1週間麻酔が切れた後にズキズキした痛みが出ることがありますが、処方される鎮痛薬でコントロールできる程度のことが多いとされます。
腫れ・むくみ当日〜数日1〜2週間皮膚を広い範囲で剥離するため、ワキ全体が腫れぼったくなります。固定除去〜抜糸のころにかけて徐々に落ち着く傾向です。
内出血(青あざ)当日〜数日2〜3週間ワキから二の腕・胸の横にかけて広がることがありますが、衣服で隠れる範囲のことが多く、時間とともに黄色っぽく変化して薄くなる傾向です。
圧迫固定による動かしにくさ手術直後〜固定除去まで(5〜7日程度)ガーゼを縫い付けて圧迫するタイオーバー固定などが行われ、その間は腕を肩より上に上げる動作が大きく制限されます。
血腫(皮膚の下に血がたまる)術後数日以内発生した場合は処置が必要剪除法で特に注意される合併症です。片側だけ急に腫れる・強い痛みが増すなどの変化があれば、すぐに手術を受けた医療機関へ連絡してください。
皮膚のしびれ・感覚の鈍さ術後〜数週間〜数ヶ月皮膚を剥離する影響で一時的に感覚が鈍くなることがあります。時間とともに回復していくことが多いとされますが、個人差があります。
傷あとの赤み・硬さ抜糸後〜3〜6ヶ月ワキのしわに沿った線状の傷あとが残ります。赤み・硬さ・色素沈着は数ヶ月かけて徐々に目立ちにくくなる傾向ですが、消えるわけではありません。

いつから○○できる?(生活の制限)

項目解禁の目安ポイント
圧迫固定5〜7日程度は装着したまま(除去は通院時に医師が行う)血腫や皮膚トラブルを防ぐための最も重要な処置とされます。自己判断で外す・ずらす・濡らすことは避け、違和感があれば医療機関に相談してください。
腕を肩より上に上げる・重い物を持つ2週間後を目安に徐々に固定中はもちろん、固定除去後も皮膚が安定するまでは大きな動きを控えます。洗濯物干し・高い棚の物を取る・子どもの抱き上げなどは工夫が必要です。
シャワーワキ以外は翌日〜数日後から(医師の許可の範囲で)/患部は固定除去後固定を濡らさないことが前提です。患部を洗えるようになる時期は固定除去・抜糸の経過により異なるため、医師の指示に従ってください。
入浴(湯船)抜糸後、創部の確認を受けてから(2週間後ごろが目安)湯船は血行が高まり、細菌感染のリスクもあるため、創部が閉じるまで控えるのが一般的です。
メイク・洗顔当日から通常どおり顔への施術ではないため制限はありませんが、洗顔や髪を洗うときに腕を上げる動作がしにくい期間があります。
飲酒1〜2週間後を目安に飲酒は血行を高め、腫れや血腫のリスクにつながる可能性があるため、少なくとも固定期間中は控えるのが無難とされます。
運動軽い運動は抜糸後から/ワキに負荷のかかる運動・筋トレは1ヶ月後を目安に腕を振る・上げる動作は創部に負担がかかります。再開時期は創部の状態を確認しながら医師と相談してください。
サウナ・岩盤浴1ヶ月後を目安に高温で血行が促進され、腫れの長引きや発汗による創部トラブルにつながることがあるため、しっかり回復してからが安心です。
制汗剤・デオドラント1ヶ月後ごろ、創部が落ち着いてから傷が閉じる前に塗ると刺激や感染の原因になることがあります。再開時期は医師に確認してください。
ワキの剃毛・脱毛剃毛は1ヶ月後ごろから/医療脱毛は傷あとが落ち着いてから(3〜6ヶ月後を目安に医師と相談)創部への刺激を避けるため、再開は状態を確認してからにします。手術で腋毛が減ることもあるため、脱毛の要否は経過を見て判断するとよいでしょう。
隠せる?バレない?:難易度 ●●○○○ / マスクだけでは隠しにくい場合あり。患部はワキなので、袖のある服を着ていれば人目にはほぼ触れません。ただし固定中はガーゼの厚みで薄着だとシルエットに出ることがあり、ノースリーブや半袖の薄着は固定除去までは難しいと考えておくと安心です。腕を上げにくい・動きがぎこちないことで気づかれる場合があるため、職場には「腕を痛めた」など説明を用意しておく方もいます。傷あとが落ち着くまでの数ヶ月は、温泉やプールなどワキが見える場面で赤みが分かることがあります。隠れ方・目立ち方には個人差があります。

痛み・麻酔について

痛みの程度の目安は 中程度。局所麻酔で行われることが一般的です。緊張や痛みが心配な方には、静脈麻酔や笑気麻酔を併用できる場合があります。麻酔の選択肢は医療機関により異なるため、事前に医師にご確認ください。手術中は麻酔が効いているため、強い痛みは感じにくいとされます。麻酔が切れた術後当日〜数日はズキズキした痛みや突っ張り感が出やすく、処方される鎮痛薬でコントロールしながら過ごすことが一般的です。その後は動かしたときの痛みや違和感が中心となり、1〜2週間かけて徐々に軽くなる傾向です。感じ方には個人差があります。

ダウンタイムを短く・楽にするコツ

リスク・副作用(正直に)

気になる症状が長引く・強くなる場合は、自己判断せず施術を受けた医療機関に相談してください。

ほかの施術との間隔・組み合わせ

「ワキガ手術(剪除法)」と他の施術を受ける場合の目安です。結婚式・旅行・温泉やプールなど、ワキが見える予定や腕を使う予定がある場合は、固定と抜糸に加えて傷あとの赤みが落ち着く期間を見込み、少なくとも1〜3ヶ月前、できれば半年前までに受けておくと余裕があります。薄着の季節を避けて計画する方も多いとされます。 同じ施術を繰り返す目安は取り残しなどでニオイが気になり再手術を検討する場合は、皮膚の血流や傷あとの状態が落ち着く6ヶ月〜1年以降に判断されることが多いとされます。癒着や皮膚の状態により再手術の難易度が上がることもあるため、可否や時期は手術を受けた医療機関を含め医師とよく相談してください。

組み合わせる施術タイミングあける期間理由
ワキの医療脱毛(レーザー脱毛)要間隔脱毛を先に済ませるか、手術後は3〜6ヶ月以降を目安に手術直後の照射は創部への刺激や色素沈着のリスクがあるため、傷あとが落ち着いてからとされます。また剪除法では毛根ごと組織が取り除かれ腋毛が減ることがあるため、脱毛の要否・順番は経過を見て医師と相談するのが無難です。
ワキのボトックス注射(多汗症治療)要間隔手術後1〜3ヶ月以降、創部が落ち着いてからを目安に術後の汗の変化を評価してから、残る汗に対して検討する順番が一般的とされます。創部が不安定な時期の注射は刺激や感染のリスクを考慮して避けられることがあります。
マイクロ波治療(切らないワキガ・多汗症治療)要間隔手術の経過を評価したうえで3〜6ヶ月以降を目安に同じ部位への追加治療は、手術の効果とニオイ・汗の残り具合を評価してから検討する流れが一般的です。剥離した皮膚への熱刺激を避けるため、十分に回復してからの照射が望ましいとされます。
顔への注入治療(ボトックス・ヒアルロン酸など)要間隔同日、または体調をみて別日に部位が離れているため影響は少ないとされますが、手術当日は麻酔や体への負担が重なるため、同日に行うかどうかは体調と医師の判断によります。

こんな人に向いています/慎重に

向いている

  • ワキのニオイの原因とされるアポクリン腺を、直接取り除く方法で治療したい方
  • 切らない治療(マイクロ波治療・ボトックス注射など)では変化が物足りなかった方
  • 医師の診察で腋臭症と診断され、保険適用の可能性も含めて治療を検討したい方
  • 1〜2週間のダウンタイムと腕の動きの制限を確保できる方
  • 繰り返しの通院治療より、長期的な変化を重視したい方

慎重に検討

  • 仕事や育児・介護などで、圧迫固定や腕の安静を守るのが難しい方
  • ワキに傷あとが残ることを受け入れられない方(切らない治療の検討も含めて医師に相談を)
  • ケロイドや肥厚性瘢痕など、傷あとが残りやすい体質の方(事前に必ず医師へ相談を)
  • 血液をサラサラにする薬を服用中で、休薬について主治医の確認が取れていない方
  • 成長期の方(腺の発達途上で再発しやすいという指摘があり、手術時期は医師とよく相談を)

よくある質問

仕事は何日くらい休む必要がありますか?
デスクワークであれば2〜3日後から復帰する方もいますが、固定中は腕が使いにくいため、可能なら1週間程度の余裕をみておくと安心です。腕をよく使う仕事・力仕事・長時間の運転が必要な仕事は、抜糸後の2週間以降が目安とされます。仕事内容を医師に伝えて、復帰時期を相談しておくことをおすすめします。
圧迫固定とはどのようなものですか?途中で外せますか?
ガーゼをワキに当てて縫い付けたり、包帯や専用の下着で圧迫したりして、剥離した皮膚を密着させるための固定です。血腫や皮膚トラブルを防ぐ役割があるとされ、5〜7日程度装着したままにするのが一般的です。自己判断で外したりずらしたりすると合併症のリスクが高まるため、かゆみやズレなど気になることがあれば医療機関に相談してください。
傷あとは残りますか?どのくらい目立ちますか?
ワキのしわに沿って数センチの線状の傷あとが残ります。しわに紛れて目立ちにくくなることを意図した切開が一般的ですが、傷が完全に消えるわけではありません。赤みや硬さは3〜6ヶ月かけて薄れていく傾向で、最終的な見え方には体質や経過による個人差があります。ケロイドなど傷が残りやすい体質の方は、事前に必ず医師へ伝えてください。
ニオイは完全になくなりますか?再発することはありますか?
医師が目で確認しながらアポクリン腺を取り除くため、ニオイの軽減が期待しやすい方法とされますが、完全になくなることを保証できる手術ではありません。腺の取り残しや残った汗腺の働きで、ニオイが残る・再び気になってくる場合があります。特に成長期に受けると、その後の腺の発達により再発しやすいという指摘もあります。効果の見通しは診察時に医師へご確認ください。
保険適用になりますか?費用はどのくらい違いますか?
医師の診察で腋臭症と診断された場合、剪除法は保険適用で受けられることがあります。適用の可否は診断内容や医療機関の体制により異なり、同じ剪除法でも自由診療として行われる場合があります。自由診療の場合は医療機関ごとに料金が設定されるため、カウンセリングで総額(麻酔代・薬代・固定材料費・再診料を含むか)を確認しておくと安心です。
マイクロ波治療など「切らない治療」とどちらを選べばよいですか?
一般に、剪除法は原因となる腺を直接取り除くため長期的な変化が期待しやすい一方、傷あとが残り、ダウンタイムが長い方法とされます。マイクロ波治療やボトックス注射などの切らない治療は、ダウンタイムが比較的軽い一方で、効果の程度や持続に幅があるとされます。ニオイ・汗の程度、休みの取りやすさ、傷あとの許容度によって適した選択は変わるため、診察でニオイの程度を評価してもらったうえで医師と相談することをおすすめします。
シャワーやお風呂はいつから入れますか?
当日は入浴・シャワーとも控えるのが一般的です。ワキ以外のシャワーは翌日〜数日後から医師の許可の範囲で可能になることが多く、患部を洗えるのは固定除去後(5〜7日後ごろ)からが目安です。湯船につかる入浴は、抜糸が終わり創部の状態を確認してもらってから(2週間後ごろ)が一般的とされます。時期は経過により前後するため、医師の指示に従ってください。
脇汗(多汗症)にも効果はありますか?
剪除法は主にニオイの原因とされるアポクリン腺の切除を目的とした手術で、施設によりエクリン腺(サラサラした汗を出す腺)の一部も処理されることがありますが、汗の量そのものの変化には個人差が大きいとされます。汗の量が主なお悩みの場合は、ボトックス注射やマイクロ波治療など多汗症向けの治療を含めて、医師と相談して選ぶことをおすすめします。

受ける前に、信頼できる医師に相談を

ダウンタイムの出方は施術範囲・体質で変わります。経過やリスクの説明が丁寧なクリニックを選びましょう。

クリニックの選び方を見る
この記事について
美容外科・美容皮膚科の一般的な知見、各製剤・医療機器の添付文書、公的機関・学会の公開情報をもとにダウンタイム.com編集部が作成・更新しています。特定の医療機関の広告ではありません。より正確性を高めるため医療監修体制の構築を進めています。
編集ポリシー / 内容の誤りを指摘する
本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、特定の医療機関の広告ではありません。記載は標準的な目安であり効果・経過には個人差があります。最終的な判断は医師の診察を受けてください。